コーヒーの主な原産地は、赤道をはさんだコーヒーベルト(北緯25度、南緯25度)と呼ばれる平均気温20℃を超える熱帯・亜熱帯地域。このエリアを中心に世界で60カ国以上がコーヒーを栽培しています。
生産国や銘柄によって風味はさまざま。ここでは代表的な銘柄の個性をご紹介しましょう。
苦みと酸味のバランスが良く、癖がなくて飲みやすいのが特徴。浅煎りから深煎りまで幅広く使われています。もっとも多い生産量を誇る人気の銘柄です。
世界中の生産地の中でもっとも標高の高い場所でつくられているコーヒー豆。濃厚な香りとまろやかな酸味が人気。粒の大きなタイプをスプレモ、小さなタイプをエキセルソといいます。
アフリカの最高峰キリマンジャロで栽培されている銘柄。(現在はタンザニアで栽培されるものすべてを指します)香り豊かで、強い酸味とほのかな甘みが調和した味が親しまれています。
焙煎するとスパイシーで、煎り麦とフルーティーなフレーバーが混在しています。
香りと酸味が強いのが特徴。インパクトの中にも上品さがあり、「コーヒーの貴婦人」といわれています。
ブルーマウンテン山脈の標高800~1200mで栽培されたコーヒー豆。収穫量が少ないため高価な豆とされています。非常に香り高く、酸味・甘み・苦みが調和しています。
苦みが強く、酸味が弱い個性的な味わい。まったりとしたコクのある飲み口です。
しっかりとした酸味があります。焙煎度を高めると甘みが増し、豊かな味わいが広がります。